年収よりも超重要な【可処分所得】とは?
みなさん、【可処分所得】ということばは聞いたことがありますか?
社会人になると、大勢の方は「年収が〇〇万円になった!」や、
学生のときは「この企業では年収どれくらいもらえるのか?」
といったように、年収にはとても拘るのですが、
ほとんどの方は今回テーマにしている【可処分所得】についてはあまり意識していないように感じます。
今回は【可処分所得】が何であり、どうして重要なのかを説明したいと思います。
・可処分所得とはなにか
可処分所得とは、年収から税金や生活費やその他、必要経費を引いたものを言います。
計算式で表すと
年収-生活費-その他経費=可処分所得
非常にシンプルな計算式になりますが、項目ひとつずつをみてみましょう。
・年収
大勢の方が一番気にしている部分ですので改めて説明は不要かと思いますが、
一般的に年収とは税込の年収を表します。
サラリーマンの方ですと、年末に源泉徴収票を確認でき、
その「支払総額」の部分がここで言う年収にあたります。
支払総額は月額の給与と賞与も含まれております。
・生活費
ここでは生活に欠かせない、家賃や光熱費、通信費、食費など全てと、
税金や保険料などを差し引いた金額を指します。
・その他経費
交際費やレジャー費や趣味などのに使用する費用を指します。
これらの3点を上記の計算式にあてはめることで、可処分所得が求められます。
・可処分所得はなぜ重要か
可処分所得の求めかたはご理解頂けたかと思いますが、
なぜ、可処分所得が重要なのでしょうか?
それは
「可処分所得がその人の貯金や投資に回せる正味の金額」だからです。
年収がいくら大きくても、無駄使いが多い人は可処分所得が低くなります。
年収が大きいからと外食の回数が増えたり、趣味や飲み会などに使用するお金を
多く使ってしまったりしてしますからです。
一方、年収は少ないが、無駄使いはせず必要な場面でのみお金を使用して
無駄使いを極力避けている人は可処分所得は大きくなります。
「塵も積もれば山となる」ということばがありますが、
まさに、可処分所得から貯金を積み上げることしか、大きな金額の貯金ということは
できないのです。
可処分所得についていかがでしたか?
可処分所得を意識することで、無駄遣いを減らしより豊かな生活を目指してはいかがでしょうか?